吹奏楽コンクール終了

日記

さきの週末を以て、私が携わったバンドの今年の吹奏楽コンクールが終了しました。
「その先」を目指して取り組んでいたバンドもあったので、その点では、この時期に終わってしまったことは大変残念でもあります。

演奏の大きな進化を実感できた日々、ホールでの演奏を楽しめた本番、目標が達成できたり過去最高の成績を残せたりしたバンド、演奏の手応えと評価とが異なって残念な思いをした大会など、それぞれのバンドで様々なことがありました。
来年に繋げるべき反省もいろいろとあります。特に、例年のような結果を残せなかったバンドについては責任も感じています。

他方で、長い時間を掛けて1〜2曲を追求することによる、コンクールならではの音楽の楽しみ方は、多くのバンドで成し遂げられたかなとも思っています。

中高生のコンクールは、大人の自己実現の場ではないことを承知した上で、個人的なことを申し上げると、埼玉県吹奏楽コンクールの場に、出演者として6年ぶりに戻れたことは、何だかんだでやはり嬉しかったです! 所沢ミューズの指揮台にも初めて立ちきましたし、吹奏楽コンクールとしてさいたま市文化センターのステージに立つことは、埼玉の吹奏楽人としては特別な感慨がありました。同時に、さいたま市文化センターの難しさも改めて感じさせられました😅

ホールといえば、7月に開館したばかりの水戸市民会館でも演奏の機会に恵まれました。昨年度までの茨城県立県民文化センターの昭和な雰囲気とは打ってかわって、出演者の動線にまでエスカレーターがある、まさに令和のホールでした! ステージ上の照明も明るく、客席から観てもとても素敵な雰囲気のホールでした。
響きについては、いろいろな声を聞きましたが、この先、時間を経るにつれて落ち着いていくのかもしれません。

最後に、過年度に倣って、今年取り組んだ作品を順不同に列挙してみます。ステージで指揮した曲から、ホール練に立ち会った曲まで各曲に触れたレベルは様々です。

  • レトロ(天野正道)
  • 七つの湖 —ブルガリアの民俗音楽による—(高橋宏樹)
  • 歌劇《イーゴリ公》より ポーロヴェツ人の踊り(A.P.ボロディン/黒川圭一)
  • エンジェルズ・オブ・バトルフィールド 〜クララ・バートンに捧ぐ〜(樽屋雅徳)
  • 組曲《動物の謝肉祭》より(C.サン=サーンス/黒川圭一)
  • 春に寄せて 〜風は光り、春はひらめく〜(福島弘和)
  • 火の鳥 〜時空を越えて〜(広瀬勇人)

コンクールはひと段落となりましたが、この先も様々な活動は続いてきます。

コンクールの経験が普段の演奏の充実につながり、普段の充実した演奏活動がコンクールの演奏に繋がる。そのような循環を目指して、引き続き活動していきたいと思います。

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