2022年3月31日に開催しました、「第13回国際音楽祭 2022 in Kazo」(主催:埼玉国際音楽交流協会)成功裡に終了しました。
ご協力・ご尽力いただいた国内外の皆さま、ご来場あるいは配信でご鑑賞いただいた皆さまに厚く御礼申し上げます。ありがとうございました!
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音楽祭の様子は、下記からご覧いただけます。
実演と録画とのハイブリッド+YouTube配信ということ自体は、ここ1〜2年広く行われていますが、今回は、海外の団体に参加していただいたことで、祝祭的な雰囲気のなかで開催することができました🎆 むしろ、8つの国と地域からの参加は、オンラインだからこそできたことです。映像出演の皆さんにも大変喜んでいただけたようで本当に良かったです!
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日本からは、埼玉県立不動岡高校吹奏楽部、加須市 Flyingcarp Wind Orchestra、埼玉ルミナス吹奏楽団の3団体が参加。
平日ということもあり、参加した一般バンド団員の人数自体は少なかったのですが、それでも大人が入ることによる色彩の変化が印象的でした。どんな形であっても「交流」がもたらすものは大きいです。
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先日、93歳の誕生日を迎えられた秋山紀夫先生も、《音楽祭のプレリュード》、パソドブレ《スペインのため息》、《アルメニアン・ダンス》パート1、《ラデツキー行進曲》の4曲を指揮。
配信を観た海外の方からも、秋山先生のお元気な姿に感動したとの声がありました!
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私自身は、不動岡高校の皆さんと1年半ぶりに共演。台湾のバンドからの委嘱で書いた《風はフォルモサを巡り》とという自作を指揮しました。普段触れることの多い吹奏楽曲とは少し違ったスタイルの作品だったと思いますが、とても真剣に向き合ってくれた高校生に感謝しています。
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合同バンドでは、マレーシアの行進曲《ガガ・サティア》と、アンコールではシンガポールのマーチ《サニー・アイランド》を指揮。後者は、シンガポールのコンクール課題曲として長時間練習した曲だけに、いろいろなことが思い出されました。
そろそろ現地で南国の陽光を浴びたいですね!☀
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実際に終えてみて、当初の予想以上の手応えが得られた音楽祭になったように思います。
混沌とした世界情勢ではありますが、だからこそ、お互いに国外に意識を向ける機会を作ることは「文化」の大きな役割であるともいえましょう。
国際交流活動、引き続き大切にしていきたいです!
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追記:『バンドジャーナル』6月号掲載
5月10日に発売された『バンドジャーナル』6月号において、この音楽祭をご紹介する機会に恵まれました。
私のテキストに加えて、シンガポールのレスター・リム先生、台湾の陳一夫先生によるコメントも掲載されています。このイベントのことを、全国の皆さんに知っていただく機会を頂戴しとてもありがたく思います。
お手元に誌面がある方、どうぞご覧くださいませ!
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