27年ぶりの課題曲

日記

私が中学3年生の吹奏楽コンクールで演奏した課題曲《アップル・マーチ》を27年ぶりに合奏しました!

すぎやまこういちさんの名言「音楽は心の玉手箱」を実感しました。あの風通しが悪くて蒸し暑かった大石中学校第2音楽室の風景が次々と思い出されるんですね。10年以上思い出したことのなかった同級生の名前がふと思い浮かんだりも(笑)。

私は「ノスタルジーのための吹奏楽」みたいなものに与する気は、普段からまったくないです(むしろ、触れたことのない曲を積極的にやりたい)。
この年度の課題曲は、何故か二重発注してしまったものをもらい受けた楽譜が家にあって、今回、練習曲としてそれを引っ張り出したのでした。

今日の練習には、私が中学当時の顧問の先生が後に勤めた学校の卒業生(顧問は別の先生に変わったあと)が、目の前で楽器を吹いていて……と、四半世紀を超えるパーソナル・ヒストリーが、目の前でしっかり繋がっていたのもとても感慨深かったです😌

“初見の練習”も含めてのことだったので、私も敢えて予見なしで合奏しました(指揮者としては本来は良くない)。細かなオーケストレーションはともかくとして、音楽の構造は相当細かく覚えていました。当時はスコアを配布されたわけではなかったのですが、それでもかなり。

そして、新たな発見として面白かったのは、この楽譜、フルスコアとパート譜はコンピュータ浄書だったのですが、コンデンススコアだけは、スタンピングの手書き浄書でした。
コンデンスは複雑ですからね。95年当時はまだ難しかったのだと思います。

そして、中学生が何ヶ月も苦労したものを、2020年代の一般バンドのメンバーは軽々と超えていきます(笑)。
メンバー個々のスキルの高さというものもあるのでしょうけれど、加えて吹奏楽界全体のレベルアップの結果でもあるのかなと思いました。

時には過去を振り返るのも悪くはないものですね!😉

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