５月５日は、指揮している埼玉県立熊谷女子高等学校アンサンブルマジョリティ部（吹奏楽）の第39回定期演奏会でした
より上手な団体を探せばいくらでもありますが、バンドの所与の環境を鑑みると、高校生たちは本当に素晴らしい内容のコンサートをつくり上げてくれました！
昨年度からこのバンドとご一緒しはじめてから13ヶ月。私も普段は月に３回程度しか学校に行けないわけですが、思い返すと濃密な時間を過ごすことができました。
このバンドは、普段の活動時間も週10時間足らず、日数含めほぼガイドラインの通りです。海外の指導者の皆さんからは「日本のバンドは練習時間が長いから……」としばしば言われていたので、この短時間でどこまでできるか、やれるだけやってみようという気持ちもありました（もっとも、活動時間のほとんどは、生徒たちが部活を動かしているのですが）。逆説的になりますが、海外のバンドでの経験（日本の一般バンドも！）が大いに活きました。
最後の１ヶ月くらいは、会う毎に目覚ましい成長を見せてくれる高校生たちの姿に、心揺さぶられる日々でした。
このバンドは、３年生が定期演奏会で引退します。「この３年生とコンクールに臨めれば……！」という気持ちも正直ありますが、このメンバーで夏を過ごした経験があったからこそ、このような内容・質の定期を迎えられたのも事実です。両方を都合よく取ることはできません(笑)。生徒たちが指導者の想像を超える様々を見せてくれた時間は、とても楽しかったです！
この先は、たくさん（３年生の倍！）入ってきてくれた１年生とともに、高校生たちが良き日々を過ごしていけるよう、一緒ににがんばっていきます！
