今日は、比較的早起きできたので、映画館で「もののけ姫」を観てきました。
私が高校生だった1997年に公開されたこの映画、当時も映画館で観ましたが、いろいろと新鮮に感じられました。文学や音楽でもよく言われることですが、鑑賞するタイミングによって受け止め方が変わるものですね。
私は集中力がない人間なので(笑)、家での映画鑑賞ってダメなんですよね……。映画館のような「場の力」が必要です。
音響の印象が近年の映画とは随分違うことにも驚きました。予想したよりも平面的に聞こえる感じで……サラウンドの技術もこの二十余年で大きく進歩したということですね。もちろん、作画の雰囲気も。アナログとデジタルとが入り交じっていた当時の空気感がそのまま作品に出ているような感もあります。
コロナウイルス感染症に伴う自粛期間後初の映画館でしたが、映画好きの人にとっては、「No more 映画泥棒」に感動を覚えるのではないかと思いました。 久々にオケのコンサートに行ったときには、印象深い瞬間のひとつは、恐らく演奏前のチューニングのときではないかと想像します。