昨夜は第93回東京藝大ウィンドオーケストラ定期演奏会@藝大奏楽堂を聴いてきました。指揮は大井剛史さん。
前半は、20世紀の米国の作品群から。どの曲もなかなか晦渋な内容ながら(奏者の皆さんは大変だったと思います……!)、各曲の特徴をしっかり表出した演奏を聴かせてくれました。これらの重要な作品群を聴けたのは聴衆としても良い機会でしたし、学生さんたちにも意義があったことでしょう。
後半は、日本人作品を2曲。北爪道夫《雲の変容》は、タイトルが示すような繊細な色彩変化が印象的。
高昌帥《吹奏楽のための協奏曲》は、何よりも奏者の皆さんが作品に共感しているのが感じられました。どうやら、大井さんも本番で仕掛けていたような雰囲気で、そのライブ感も高い感銘度に繋がっていたように思います。