夏至

久喜総合文化会館 日記
5年前の2015年6月21日に撮影した写真です

 私、夏至の日って好きなんです。

 まず前提として「暑いのが苦にならない」「寒いのが嫌い」というのがあります。ですので、段々と暖かくなって日が長くなる春から初夏の時期も良いなと思います。自分自身が活動的になっていくのも分かります。

 逆に、秋から冬にかけて、段々日が短くなって、少しずつ寒くなってくる時期というのが苦手です。とりわけ嫌いなのが冬至の前の11月末〜12月中旬までの時期でしょうか。冬至を迎えると、寒さは続くものの「これから少しずつ日が長くなるんだ」と思うと、気分も少し明るくなります。クリスマスやお正月がそのタイミングに設定されているのも冬至との関わりが深いといわれています。

 話を夏至に戻します。この日を境に日が段々と短くなっていくのは確かなのですが、「夏本番はこれから」と思うと、やっぱりそこまで暗い気持ちにはなりません。暑いのは平気です(笑)。

 さらに、日本の吹奏楽のスケジュール設定がこの心理をさらに強めているようにも思います。7〜8月が吹奏楽コンクールに向けての準備期間のピークです。精神的にも体力的にも、それから譜読みなどの準備的にもかなりタフな時期ではあるのですが、充実した時間を過ごせていることは間違いなく、自分自身のテンションが週を追うごとに上がっていくのも感じられます。
 逆に、コンクールが終わると、それまで毎日数十人と一緒に音楽を作っていた日々から、急にパソコンの前で1人で仕事をする日々に戻ることになります。そして、日も短くなり、気温も下がり……結果、気分的な急降下が起こるわけです。

 ただ、近年は東南アジアに定期的に出掛ける機会が増えたので、いつでも「夏に戻れる」ようになりました。そうなってからは、秋冬の寂しさを以前ほどには感じなくなって気がします。
 四季の変化は適度に感じつつも、いつでも夏に戻れる。いいとこ取りです。

 さて、今年は新型コロナウイルス感染症の影響により、「コンクールのない夏」です。誰よりも気の毒なのは当事者である生徒たちなのですが、私自身もまた例年とはまったく違った夏を過ごすことになります。吹奏楽コンクールがない夏。私にとっては約30年ぶりのことです。
 そして、海外にも出られません。

 今年は、果たしてどんな夏になるのでしょうか。
 そして、今年の「夏の成果」のひとつは、このウェブサイトの整備ということになるのでしょうね(笑)。

 このようなとりとめのない文章にお付き合いいただきありがとうございます。
 Twitterに書くには長すぎで、でも、わざわざFacebookで皆さんにお見せすることもないような内容を書くのに、この日記スペースはちょうど良いなと感じています(笑)。

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