名フィル第510回定期

コンサート

名古屋フィルハーモニー交響楽団第510回定期@愛知県芸術劇場コンサートホール、聴いてきました!

本当に素晴らしいコンサート! 午後から弾丸で名古屋に来た甲斐がありました(もう帰路です🚄)。
前半だけでも十分に素晴らしかったのですが、個人的には後半のアーノルドが絶品の名演で大満足です😊

前半の注目は、やはり酒井健治さんのピアノ協奏曲《キューブ》の世界初演。オーケストラから様々な色彩を引き出しつつもピアノが独奏楽器としてしっかりと存在感を放っていました。ところどろこでバルトーク的な香りがしたのは、プレトークの先入観のせいだけではないはず(笑)。

後半は、アーノルド交響曲第5番。この曲を(吹奏楽では聴いた……というか練習を振ったこともありますが)オケの実演で聴ける機会がついに巡ってきました!

実演だと、アーノルドの管弦楽法がより色彩豊かに感じられます。特に金属打楽器がとても効果的。2楽章のテーマを端正に響かせて、メロディの魅力、そして4楽章での再現の熱量を際立たせていたあたりなど、随所に大井さんらしさを感じました。

名フィルを拝聴したのは私は恐らく初めて。
なかなかハードなプログラムだったと思いますが、丁寧かつ精緻なアンサンブルと音楽表現への積極的な姿勢とのバランスが見事で、作品の魅力が十二分に引き出されていました。

作品・指揮者・オケが三位一体となった素晴らしいコンサートでした!

タイトルとURLをコピーしました