東京佼成ウインドオーケストラ第154回定期@東京芸術劇場聴いてきました。
原田慶太楼さん指揮による「フェネル・トリビュート・プログラム」。令和の佼成ウインドの良さと、20世紀来のエッセンスや伝統とが折り重なった、比類なき名演でした!佼成ウインドの定期は、この15年ほどほぼすべて聴いていますが、終演後の聴衆の拍手がここまで熱かったことはありません。
皆さんが投稿しているように、魅力溢れるマーチ、吹奏楽の美の極致のような緩徐作品、《指輪》3楽章の田中靖人さんのソロなど、印象的なシーンを挙げるとキリがないのですが、ベネット《古いアメリカ舞曲による組曲》の作曲時期を(良い意味で)感じさせない清新な響きと見通しの良さ、それでいて熱量の感じる演奏が、「現在と伝統の融合」のようなものを象徴的に示していたように感じました。
ワクワクに満ちた今日の2時間、今後も忘れ得ないと思います!