私が音楽監督を務めている一般バンドである埼玉ルミナス吹奏楽団(ルミ吹)が、新型コロナウイルス感染症に伴う約4ヶ月半に及んだ活動休止を経て活動を再開しました!
自粛期間中も、オンラインアンサンブルに取り組んだり、オンライン音楽理論講座実施(←もうちょっと参加者数が多いとなお良かったのだけど)するなど、活動を継続しようと試みてはいましたが、こうやって再び集まり、空間を共有して音を重ねられたことは本当に嬉しいことです!
練習の様子は、団のSNSに以下の通り掲載されています。
今は、社会全体が、新型コロナウイルスと社会経済活動をどう両立させていくかを模索している状況で、楽器演奏のリスクなどについてもプロのオーケストラなどを中心とした検証結果に基づく知見が集まりつつある段階です。このウイルスを過大評価も過小評価もせず、科学的に適切な対応と対策とをしながら取り組んでいくのが重要であろうと考えています。
ルミ吹の団員は、大多数が大学生です。大学生の大半は、今年度の前期(春学期)は、専ら自宅でのオンライン授業を受講していて、とりわけアルバイトなどがない場合には、人との交流もかなり減ってしまっている様子です。
ところで、アマチュアの一般バンドが果たすべき社会的役割のひとつとして、メンバーにとっての「コミュニティ」としての存在ということが挙げられるでしょう。
コロナ禍での生活は、どうしても単調になってしまいがちです。そして、特に若い世代にとっては、1日1日の価値というのは極めて大きなものであるはずです。吹奏楽団が存在することで、メンバーたちの生活に、少しでも彩りがもたらされることを願います。
東京都内や埼玉県内の感染者数がじわりじわりと増えてきています。
自粛期間中は「これも仕方ないな……」と感じられていたStay Homeの日々ですが、皆と一緒に楽しい時間を過ごすと「もう戻りたくないな」と感じさせられます。
何とか、一定程度の社会経済活動を保った形で、感染症の危機を乗り越えられることを祈るばかりです。