さて、この投稿に書いたMacの不調との戦いですが、3日間の格闘を経て、約98%(当社調べ)のデータを復活させることに成功しました!
クリーンインストールをしたので、ハード的な問題でない限りは、もう同じ現象は起こらないはずです。長い戦いでした……。
▼ さて、顛末です。
結局、ハードディスクを消去した後、最新の macOS 11.2.1 Big Surをインストールする決断をしました。
OSの仕様が大分変わったとのことで、やや不安もあったのですが、開封したばかりのMacBook上のBig Surで様々な部分の基本的な動作確認ができたことは、大きな安心感に繋がりました。
▼ 最初は、TimeMachine バックアップからデータを復活させようともしたのですが、途中で止まってしまい断念。そもそも、今回の原因がもしソフト的な理由だった場合に、その問題自体も復活させかねないことも懸念していました(OSの再インストールはしていたので)。
▼ というわけで「新しいコンピュータ」として設定することに。
これまでに作成したファイルはDropboxに入れてありますから、同期さえ始まれば一晩寝ているうちに復活します。
問題は、Dropboxに入っていないメールと音楽(iTunes)のデータでした。
▼ どうにかしてTimeMachine バックアップから部分的にデータを読めないかと、検索ワードを変えながらいろいろ調べたのですが……ついにその方法を見つけられたのです……!
それは、バックアップディスクの中身をFinder上で右クリックし、DiskImageMounter で開くと、ディスクイメージとしてマウントされるのですね。そうすると、バックアップ中の Macintosh HD の中身が見られるようになるのですね!
TimeMachineの中身、ブラックボックスではなかったのですね〜。
▼ 音楽ファイルの移行は割と簡単です。基本的には、ユーザー/ミュージック/iTunes フォルダを丸々コピーするだけ。
そのあと、Optionキーを押しながらiTunes(新OSだとMusic)アプリを開いて「iTunesライブラリを選択」をするのが肝要なようでした。
▼ 問題はメール。
どうやら、ユーザー/Library フォルダ内(通常は非表示)のファイルをいろいろと動かすと手動でコピーできるらしい……ということで、TimeMachine内から当該ファイルを探してコピー&ペーストという作業をしました。
さて、上手くいくかな? と思いながらメールアプリを立ち上げてみたところと……何故かここ3日のメールしか読み込まれず。
2019年2月以前のメールは、Finale用の古いMacから救出できるものの、それだとここ25ヶ月分のメールは失われてしまうことになります。再びぴえん
▼ と落ち込んでいたら、さっき「メールボックスの読み込み…」という機能の解説を見かけたことを思い出しました。先ほどTimeMachineから10GBほどのデータがコピーされていたので、Macの中はメールデータの実態があるはずです。そこで、ユーザ/ライブラリ/Mail フォルダを再度捜索していると……。
文字化けしたようなフォルダ名の先の先の先にメールの実態を発見したのです……!
▼ 「メールボックスの読み込み…」を実行し、待つこと10分あまり……。結果、元のマシンにあったほぼすべてのメールが、返信のスレッドの記録なども含めてほぼ完全に復活したのでした! 大勝利!!
▼ あとは、アプリや設定を順次インストールしていくだけ。この作業は、つい2日前にMacBook Airでやったばかりなので割と楽勝です! ディスクをまったく使わなくて良いのが本当に楽! 時代は変わりましたね!
▼ というわけで、まっさらな状態の新OSに生まれ変わったばかりの状態に見事復活を遂げたのでした! わーい!
▼ もちろん、新環境ならではの軽微な問題や若干の不安定さはあるにはあるのですが、ここまでの戦いを思えば大したことではありません!(強気!笑)
まとめです。
■ 今回の戦いで得たもの:
- ・トラブル対処に際しての相当量の新知識
- ・クリーンインストールする勇気
- ・バックアップの大切さの再認識(TimeMachineはやっぱり神! Dropboxも神!)
- ・こまめなメンテナンスの重要性
- ・新たな macOS 11 Big Sur
- ・ついでに新MacBookのセットアップ
■ 失ったもの:
- ・わずかばかりのデータ(重要なものはないはず)
- ・各アプリの初期設定
- ・3日間の時間
このツイートの記録は、備忘も兼ねていますが、もう私自身は活用せずに済むことを心から願います。
気に掛けてくださった皆さま、本当にありがとうございました!!
またお仕事がんばります!